避難訓練
- 公開日
- 2026/09/04
- 更新日
- 2026/09/04
学校日誌
〇教頭先生の話
地震や火事は、「今から起きますよ」と教えてくれません。授業中かもしれません。休み時間かもしれません。先生が近くにいないときかもしれません。
だから、みなさんには、自分の命を守るために覚えておいてほしい言葉があります。それが、「お・は・し・も・ち」です。「お」――おさない。友達を押すと、転んでけがをしてしまいます。「は」――はしらない。あわてて走ると、自分も友達も転んでしまうかもしれません。「し」――しゃべらない。大切な放送や先生の指示を聞くためです。そして、今日、特に覚えてほしいのが、次の二つです。「も」――もどらない。一度、安全な場所へ逃げたら、絶対に戻らない。「忘れ物をした」「大切な物を置いてきた」「ちょっとだけ取りに行きたい」そう思っても、戻ってはいけません。7月28日に熊本県で大きな地震がありました。そのとき、イオンモール熊本でも、たくさんの人が建物の外へ避難しました。ところが、避難したあと、建物の中へ戻った人たちがいました。その後、建物の中で大きな爆発が起き、戻った人の中から、亡くなった方が出ました。一度は安全な場所まで避難できていたのです。それでも、建物に戻ったことで、大切な命が失われてしまいました。だから、みなさん。命より大切な忘れ物はありません。ランドセルも、タブレットも、ゲームも、お金も、大切な物かもしれません。でも、命は一つしかありません。だから、「も」――もどらない。これを絶対に忘れないでください。そして最後は、「ち」――ちかづかない。地震のあとには、倒れそうな建物、ブロック塀、割れたガラス、切れた電線など、危険なものがあるかもしれません。火事の場所にも近づいてはいけません。「どうなっているんだろう」「見に行ってみよう」そんな気持ちになっても、危ない場所には、ちかづかない。
避難訓練は、先生にほめてもらうための練習ではありません。自分の命を守るための練習です。本当に地震が起きたとき、先生がいつもそばにいるとは限りません。そんなときにも、「今、どうすれば自分の命を守れるかな」と、自分で考えて行動できる人になってほしいと思います。