６年生は、社会科の学習の一環として、地域にある「おまつの里」を訪れました。見学当日には保存会の方々が温かく出迎えてくださり、地域の歴史にふれる貴重な時間となりました。

「おまつの里」は、戦国時代を生き、織田信長や豊臣秀吉に仕えた前田利家の妻・まつが生まれた場所と伝えられています。まつは、夫を支えながらも自らの信念を貫いた人物として知られています。その生誕地が、私たちの暮らす地域にあることを知り、子どもたちは大きな誇りを感じていました。

見学ではまず、まつが祀られている瑞円寺を訪れ、静かに手を合わせました。お寺には著名なスポーツ選手の写真やサインも飾られており、地域の方々との幅広いつながりを感じることができました。

続いて、公民館に移動し、おまつの方の生涯や当時の時代背景について、保存会の皆さんが準備してくださったスライド資料をもとにお話を伺いました。子どもたちは熱心にメモを取りながら、地域の歴史への理解を深めていました。

宝小学校では一昨年度から、地域の皆さんのご協力を得て、３年生と６年生が「おまつの里」を題材に学ぶ地域学習を進めています。今回も多くの方々に支えていただき、心より感謝申し上げます。今後も、地域の歴史に親しみ、ふるさとを大切にする子どもたちを育んでいきたいと思います。